トリアノン店主・安西由紀雄のブログ

高円寺駅前で創業52年のトリアノン洋菓子店店主・安西由紀雄のブログです。新作スイーツのお話や、昔話など少しずつですが、ご紹介したいと思います。

プロフィール

trianon

Author:trianon
トリアノン店主 安西 由紀雄
20才の時トランクを2つ持って、横浜からフランスの貨客船に乗りフランスへ菓子の修行に行きました。3年間パリで学んだ後、スイスのチューリッヒにて1年間スイス菓子を学び、日本に帰国。父の店トリアノンに入りその跡を継ぎ、現在もお客様に愛される店作りに専念しています。

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  • 昔話その5 給料の話

いつも寒い中、ご来店いただきありがとう
ございます。
梅の花も、ほぼ満開に近く咲いて来ました。
確実に冬から春へと向かっています。
しかしまだ寒い!

今日は、昔の給料の話をします。

パリで働いていた時の給料の支払い日は、
基本的には月末に給料袋で渡され、
中に明細書と現金が入っていました。
それが良く遅配して困りました。
1日や2日でしたら我慢できるのですが、
最高で4日遅れた時には途方にくれました。
そういう時のために、お金を残しておけば
よかったのですが、金銭にルーズな私の事
ですから月末にはほとんどお金を使い
切っていました。
給料も出ないお金もない、そんな時には、
仕方なく仕事から帰って来てキャンピングガス
で鍋にお湯を沸かし、その時の為にとって
置いたスパゲッティを茹で、マーガリンと塩、
コショウで味付けしたものを、夕飯に食べた
ものでした。

しかし給料遅配で、4日間このマーガリン味
のスパゲッティを食べると、さすがに胃の
丈夫な私でさえも、胸焼けして最後には食欲が
なくなり残すこともありました。
5日目の夕方帰る時に、給料袋を渡された
時にはホッとして、これからはどんなことし
ても3日分の食費50フランだけは使わない
で残しておこうと思い守りました。
それ以来1日2かぐらいの遅配は有りまし
たが、だんだんと少なくなっていきました。

スイスのチューリッヒで働いていた時は、
一度も給料の遅配は有りませんでした。
月末になると、社長がマイクで一人一人名前を
呼ばれるので、地下の仕事場から駆け足で
3階の社長室まで急いで駆け上がります。
遅いと怒られました。
挨拶すると、机の引き出しから、今月はいくらと
言ってスイスフランのお札を、給料分並べて
私に確認させて手渡してくれました。
その時大事な事は、社長の机に手を触れない
事でした。
一度触れた時には、なぜか偉く怒られました。
ラテン系のおおらかさのあるフランスと違い、
スイスなのですがドイツ的な堅苦しい雰囲気
のある人でした。
しかしスイスでは2か月に一回づつ50スイスフ
ラン昇給してもらい大変助かりました。

個人的な話で恐縮ですが、忘れないうちに、
昔の話をこれからも書かせてください。

よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

   トリアノン店主 安西 由紀雄

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