トリアノン店主・安西由紀雄のブログ

高円寺駅前で創業52年のトリアノン洋菓子店店主・安西由紀雄のブログです。新作スイーツのお話や、昔話など少しずつですが、ご紹介したいと思います。

プロフィール

trianon

Author:trianon
トリアノン店主 安西 由紀雄
20才の時トランクを2つ持って、横浜からフランスの貨客船に乗りフランスへ菓子の修行に行きました。3年間パリで学んだ後、スイスのチューリッヒにて1年間スイス菓子を学び、日本に帰国。父の店トリアノンに入りその跡を継ぎ、現在もお客様に愛される店作りに専念しています。

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  • 昔話その4 アフリカから来た人達

いつもありがとうございます。

今日は、昨日の暖かい陽気と、10度以上
も違う寒い朝でした。
暖かい服装で、出勤やお出かけされ
ましたでしょうか。

パリで仕事を初めて、いつも朝5時に
起きて速攻で用意をして、メトロに乗って
仕事場に行きました。
休みの日の朝は、ゆっくりするのですが、
7時ごろには、アフリカから来ている人達の
道路を掃除する陽気な声と、汚れを流す
ための放水の音と、ほうきで掃く音で目が
覚めます。

働いていた職場でも、旧フランス植民地の
アフリカのマリやセネガルから来ている
人たちが4人ほど働いていました。
彼らも陽気で大きな声で話すことが多く、
時々シェフに、注意されていました。

彼らの仕事は、洗い物、掃除、賄いの
食事の給仕などでした。
幸いにも私は、フランス人と同じような
扱いを受け一度も彼らのような仕事をせず、
お菓子だけを作らせてもらえました。

彼らは、流ちょうにフランス語を話しますが、
字が書けませんでした。
私がお菓子の配合を、ノートにフランス語で
書いているのを見て、
”ムッシュアンザイは、フランス語が下手なの
に何で字が書けるのか?”
と、何度も不思議そうに聞いて来ました。
私は、しゃべれる方がもっと良いと思って
いました。

彼らは、敬虔なイスラム教徒で、中庭で
お祈りをしている姿をいつも見ていました。
みんなそんな彼らを、自然な普通な事と
受け止めてました。

あの当時フランスは、社員10人につき、必ず
1名の旧植民地の人を、雇用しなければいけ
ないと聞いていました。
一緒に仲良く働いていた陽気で仕事を真面目
にしていた彼らと同じような人達が、今ヨーロッ
パに難民として必死の思いで海を渡ってくる
映像や、差別されているニュースを見聞きする
たびに、悲しい思いがして来ます。

いつも読んでいただきありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。
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