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トリアノン店主・安西由紀雄のブログ

高円寺駅前で創業52年のトリアノン洋菓子店店主・安西由紀雄のブログです。新作スイーツのお話や、昔話など少しずつですが、ご紹介したいと思います。

プロフィール

trianon

Author:trianon
トリアノン店主 安西 由紀雄
20才の時トランクを2つ持って、横浜からフランスの貨客船に乗りフランスへ菓子の修行に行きました。3年間パリで学んだ後、スイスのチューリッヒにて1年間スイス菓子を学び、日本に帰国。父の店トリアノンに入りその跡を継ぎ、現在もお客様に愛される店作りに専念しています。

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  • 昔話その1  ムシューミシェルとマダムシモーヌ

いつもありがとうございます。

毎日寒い日が続いていますが、ご機嫌如何ですか。
インフルエンザが、猛威を振るっているようですので
お気を付けください。

私がパリで働いていた時の社長さんは、ムシュー
ミッシェルさんと言いました。
毎朝6時に出社するともう来ていて、私たちに
カフェオレを作ってくれていました。
いつもそれを飲んでから、仕事を始めました。
ケーキ作りは、あまり得意ではないようでチーフと
セコンドに任せていました。
しかし基本的な事には、とても厳しい方でした。
ある日、私がジャムの塗り方で、大失敗したことが
ありました。
それに気づいたセコンドが怒り、ジャムが付いて
いるヘラを私の鼻に付けてきました。
通りがかりにそれを見た、ムッシューミッシェルさんが、
”なんてことするんだ、2度とこんな事するな”と、
セコンドに大きな声で怒り、私に対しては、
”安西、悪かった、ごめん”と、謝ってくれました。
この時はうれしくて、涙が止まりませんでしたね。

マダムシモーヌさんは、ミッシェルさんの奥様です。
小柄でスマートな、きれいな方でした。
天気のいい日は、お昼ご飯を食べた後、何人もの
パティシエたちが、中庭で座って日向ぼっこをします。
そんな中をマダムシモーヌが通ると、必ず
”安西  元気?” と聞いてくれます。
私が”はい、元気です。”と答えると、
”そう、良かった”と、笑顔で返してくれました。
このマダムシモーヌの笑顔の一言が、私にとって
元気の源でした。
なんか気持ちが、ワクワクしたものでした。
私も見習って、社員に会ったら笑顔で一言声を
かけるように努力しています。

また続けますので、ご容赦を願います。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

          トリアノン店主 安西 由紀雄

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